muuhei’s blog

ISPのNWエンジニア(bgp)のブログ。主に最近の学習(Ansible,batfish,CML,Python)についての雑記です。記載しているスクリプト、playbookの動作に関する責任は取れませんので、よろしくお願いします

CML(Cisco Modeling Labs)-Personalを使って色々遊ぶ

CMLについて

CMLCiscoが提供している仮想的なネットワークシミュレーションプラットフォーム。 ライセンス形態が複数ある。本Blogでは、断りが無い限りは基本的にCML-Personalについて記載。 ライセンス形態や初期構築手順の詳細については、↓以下を参照   learningnetwork.cisco.com

CML内に構築したネットワークトポロジ(GoogleChrome

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ブラウザ上の管理画面

CMLの良いところ

以下により、多種多様な検証を行う箱庭として非常に優れている

  • ネットワーク機器を仮想的に動作させることができること
  • そのネットワーク機器に、Teratermを使用してアクセス可能なこと
  • ネットワーク機器以外にもサーバ(ubuntu)を構築でき、そのサーバ上でAnsibleやSyslog,SNMP,Python等を動作させられるところ
  • 構築したノード間のパケットキャプチャが可能なこと
  • TRexを別途インストールすることで、トラフィック生成もシミュレートできること
  • Windows上で構築した場合、twsnmpを使ってトラフィック遷移を可視化できること
  • External Connectorを使用して、CML内部の機器が外部NWにもアクセス可能なこと

CML使用の注意点

  • 「Wipe Labs」というボタンをクリックすると、ラボ内の機器の設定が消えること
  • TRex使用時、CML内でTRexを起動した後に「Ctrl + B」→「c」と入力しないと、CML画面に遷移しないこと
  • TRexで使用するポートが、CMLファイアウォールで許可対象ポートに含まれていないこと
  • メモリをガシガシ使うこと。IOSXRやNX-OSを使用する場合は16GBでも心細い

こういうことに活用しよう

以上